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S.I.は、「地球の重力」の中で、より良く生きられる”からだ”を創ります。
S.I.(ロルフメソッド)の特徴として先ずあげられるのは、身体と重力との関係性に着目、それを改善するという点です。また、それは、身体の中に張り巡らされた筋膜と呼ばれるものに働きかけることを通してて行われます。

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わたしたちは、「地球の重力の場」の中で存在しています。
普段そのことを
あまり意識する機会はありませんが、私たちは常に重力に影響を受けながら生活をしています。
たとえば、人間は重力の存在なしでは「真直ぐ」という感覚を持つことさえできません。
意識する意識しないに関わらず、重力は常に私達の生活のあらゆる場面に影響を与え続けているものです。
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上から下への、“重力の流れ”というものに対して、身体がどのような状態であるかによって、身体は重く感じられたり、軽く感じたり、バランスを崩し不安定になったり、逆に安定感を増したりします。
上から下へと常にかかる、重力の方向性に対して、身体が、もし、何らかの原因、 (姿勢の癖や加齢などによる縮み、事故による怪我、偏った生活習慣、心理的な緊張など) で
バランスを崩したり、真っすぐな状態が損なわれた状況にあったとすると、重力(身体の重さ)は身体を傾いている方向へ引っ張るため、それは私達の身体を押し潰そうとする力になります。
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重力の影響は思っている以上に絶大です。
身体は、重力の力に対抗して全身でバランスをとろうとしますが、それを支えるためのストレスがいつも身体にかかることになってしまい、そのためのエネルギーを常に消費することになります。
…以上はごく単純化した説明ですが、
これがもっと複雑なかたちで、多かれ少なかれ、人間には一般的に起きていて、意識するしないに拘らず、私たちはこうやって、苦しい重力とのせめぎ合いを続けているわけです。
■もし、重力の流れに沿うように、地面に垂直(鉛直)な軸(ライン)を中心にして、身体の組織がバランスをもって整列していたとしたら、身体は、重力に対抗して自分を支えるための、余分なエネルギーを費やさなくても済むようになり、逆に、重力は私達の身体を支え、上に引き上げてくれるものとなります。
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無意識にも常に(常に!)行なわれている”重力との果てしない戦い”から解放されたとしたら、
一体その状態というものはどんな感じがすることでしょうか?
健康状態はどのように変化してゆくでしょうか?どのように精神面に影響を与えるでしょうか?
それはその人の生活の質にどんな影響を与えるでしょうか?
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上から下へと流れる地球の重力の方向性にあわせ、身体の中心の軸の周りで再構成することによって、私たちの身体と重力との関わりを改善し、本来のイキイキした状態をとりもどせるようにしようというのが、S.I.の中心的な目的の一つです。

私達の身体は、結合組織(けつごうそしき−骨、軟骨、靭帯、腱、筋膜、…etc.)と呼ばれるものによって、その基本的な“構造の枠組み”が作られています。S.I.は結合組織、中でも特に筋膜という組織に対して働きかけを行ないます。
■筋膜は、すべての筋肉繊維や器官、骨、神経、血管などを包み、体中を網の目の様に覆っている、半流動体の物質です。
筋膜は筋肉繊維の一本一本、筋肉繊維の束を包み、さらにそれらは、その端で寄り集まって腱となり、筋肉と骨を結び付けています。それぞれの筋肉(含筋膜)は、適度な張りを持ち、お互いに関連し合ってバランスをとることによって、骨格や器官の位置関係を定めています。
身体中に張り巡らされたこのような(実際にはもっと複雑な!)、筋膜を初めとする結合組織のネットワークは、私達の「からだの構造」の基本的な枠組みを形作り、身体の各部分を一定の場所に収め、身体全体を関連づけると共に、各部分が各々の機能にかなった働きをすることを可能にしています。
アイダ・ロルフ博士は、この筋膜を「構造の器官」と呼びました。
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正常な状態の筋膜は、しなやかで弾力性に富んだ半流動体の物質です。
ところが筋膜は事故やケガ、精神的ストレス、偏った生活習慣などにさらされると、(老化による身体の変化も含む)、水分を失い、柔軟性を失って固くなったり、ねじれて萎縮したり、分厚くなったり、隣接する組織にくっついたりする性質をもっています。
そのため筋肉は短く硬くなったり、また隣接する筋肉どうしが、一体化して、本来の自由な動きを阻害したり、というようなことが起こります。
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また、身体の一部に起こった緊張や不具合は、それに見合うよう、なんとかバランスを取ろうとして、身体の他の部分をも緊張させたり短くさせたり、といったことを引き起こします。
これは元々、筋膜のネットワークが、日常に起こるさまざまなストレスを弾力的に受け止めて吸収したり、ケガによる故障などに対応して、うまく身体のバランスを全身で取ろうとする働きがあるからで、身体の一部に故障があっても、重力に押しつぶされないで立っていられたりするのも、この働きのお陰です。
■しかし反面、このように、一部分に起こった緊張や滞りは、その場所だけのことに収まらず、全身に渡って影響を与え、その状態が続くと、固定化された「姿勢」や、身体の動きの効率の悪さを、
(本来は別々の目的で働くはずの複数の筋肉が、一体化して動いてしまったり、協力して働くべき筋肉がバラバラな動きをして、ぎこちない動作になる等) を、身体全体のものとして定着させてしまう原因ともなります。

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それらは身体の不調やエネルギーの浪費の原因となるばかりではなく、
習慣化し、定着してしまった「姿勢」や「動き」は、
今度は逆に、それを作り出したその人特有の生活習慣や行動、心理的、感情的なパターンを固定化させるものとしても働きます。
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◆身体は、元の正常な状態のバランスに戻ろうとしますが、習慣となってしまった身体のアンバランスな状態は、それを作り出した怪我やストレス状況などの、元々の原因が無くなったとしてもなかなかすぐには元には戻りません。
姿勢の作り方や、動きの癖など、身体全体としての一定のパターンが定着してしまうと、からだ全体としてのシステムを考えない限り、部分的あるいは一時的に筋肉をほぐしたり、骨格を矯正したりしてもなかなかそれを変えられないのが普通です。
そこで、

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◆身体の再教育!
S.I.
は、身体が重力の中で、無理なく支えられ、自由に動くことができるよう、身体の中心の軸の周りで身体が再構成されるよう導きます。
身体が必要の無くなった古いパターンを手放して、新しいバランスを得てゆけるよう、10回からなる系統的な身体へのアプローチ(10セッションと呼ばれます)によって、筋膜のネットワークに働きかけをおこない、コラーゲンをその主成分とする筋膜の、柔軟性、流動性を回復させてゆきます。
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それは、部分的な故障や不具合を「治す」というよりは、新たなバランスや関係性、パターン、身体への気づきを学んでゆけるよう、段階を追って身体を促してゆくという意味で、身体の「再教育」と呼ばれています。
これらの働きかけによって起こるプロセスを経て、からだは、全体としてまとまりのある、機能性に富んだより高いレベルのバランスへと変化してゆきます。
→(10回のセッションの内容について)
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◆「セッション」によって起こる変化は、その場の一時的な変化にとどまらず、
10回のセッションを終えた後も、約8ヶ月〜1年以上に渡って続いていくと言われています。
また、からだの使い方や意識のし方によって、これら10回のセッションによって起きた変化をより発展させて行くことも可能です。
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