関西で活躍中のSI施術者、西岡寛さんのサイトより、転載しています。
Structural
Integration ( S.I.
) は
Rolfing
の元の名前
Dr.
Rolf
が自らのワークに付けた名前は、Structural
Integration
( S.I. )
でした。そしてそのワークを教える為に1967年第一次
Guild
for Structural
Integration
を作りました。後に弟子達の望みで
ギルドは
Rolf Institute
に名を替えました。
1989年に第一次
Guild
設立当時からのメンバーが
Rolf
institute
から分離独立して、第二次
Guild
for Structural Integration (
GSI
)
を作り、今に至っています。
S.I.
は一般名称ですが、日本では
GSI
の認定を受けた者が使っています。
(G.S.I.の卒業生の多くは
Rolf
Method of Structural
Integration
と呼んでいます。最近ではRolferもROLFING
Structural Integration
と自称する様です。 )
rolfing
は元々「Dr.
Rolfのワーク」という意味の愛称としてつけられた様ですが、Rolf
institute
がサービスマークとして
ROLFING
を登録し、その会員のみが使っています。ROLFING
(R)は,今では、各種あるStructural
Integration
のうちのある一つの学校のやり方をさすという事になっているそうです。
(注 最近では、G.S.I.
以外の学校の出身者も S.I.
という呼び名を使っているらしいので、ここで言う
S.I.
は G.S.I.
で教えている S.I.
と読み替えて下さい。)
実は、古い先生 ( 第一次
Guild
やそれ以前 ) は、 Structural
Integration
の施術者として認定されています。僕は、GSI
の卒業ですから、もちろん
Structural
Integration
の方で、ちょっと嬉しいような誇らしいような。
S.I.
と ROLFING
の違い
S.I.
と ROLFING
は基本的には同じものですが、少しずつ変わって来ているようです。
{
基本的に同じと云える根拠
}
・G.S.I.はロルフ博士が最初に選んだロルフ博士以外にS.I.をトレーニングする二人の先生によって始められたこと。
・ロルフ博士が亡くなった後も上に示したように分離独立する迄、彼らは
Rolf
institute
で教えていて、彼らから学んだ現役ロルファーが多数居ること。
・今でもロルファーたちが彼ら二人のクラスを受ければ、例えばアドバンストレーニングなら
Advance
Rolfer として
Rolf
institute
から認定される事(2002年時点)など。
GSI
では、他のワーク(例えばオステオパシーやクレニオ)を取り入れるのでは無く、アイダ・ロルフ博士の元々の教えを守り、博士の残したオリジナルの「レシピ」の保存とその教育システムを受け継いで、そのまま発展させて行っています。
博士に依って教師として認められていない先生によって始められた学校、オリジナルのワークに満足せず、さまざまなテクニックや方法論を他から取り入れて付け足したり引いた学校、トレーニングのフォーマットや教え方カリキュラムを変えてしまった学校は他に有ります。どちらが良いと云う訳では有りませんが、僕は、『オリジナル』を保っている事が、G.S.I.の特別なところで、存在価値だと思っています。
{
G.S.I.の特別なところ、存在価値
}
・
G.S.I.はロルフ博士に最初に選ばれた二人の先生によって始められた。
・
借り物でなく、ロルフ博士の『オリジナル』を保って、そのまま発展させている。
o
ロルフ博士のオリジナルレシピを大切に保っている。
o
ロルフ博士の造った又は認めたトレーニングのフォーマットや教え方をそのまま受け継いでいる。
僕の経験では、Dr.
Rolf
のレシピを大切にして、tracking
や layering
など Dr.
Rolf
はよく使っていたけれどあまり教えられなかったことを教わったり、施術者2人で1人のクライアントにワークする4ハンデッドワークや、Structural
Awareness
のクラスも受けられました。
ただ、学校による違いよりも、個々の施術者による違いの方が大きいようです。どちらが良いかと問うより、施術者その人を見て、またワークを受けてみて判断した方が現実的で間違いも少ないと思います。
それから、ワークを受けたあと、あまり肯定的な変化が感じられず、ただ痛かっただけとか、やっぱり自分は駄目なんだと思い続けるようなら、早めに別の施術者を探した方が良いかもしれません。
これからは『S.I.
( Structural Integration
)』と呼んで下さい。(2005)
僕がロルフィングの事を知ったのは、グラバー俊子先生の『ボディーワークの勧め』を読んだ時です。1990年位の事ですから15年位前の事です。この分野の多くの人がこの本を読んだ事と思います。今でも、この本を読んだと云って連絡して下さる方がいます。(今では、『新・ボディーワークの勧め』かと思います。)
この本に出て来るロルファーと言うのはマーク・カフェル先生で、後に今では『シン・インテグレーション』と呼ばれている、彼流のロルフィングのトレーニングを始めた人です。(このトレーニングを企画したのが実はグラバー俊子先生)
日本では、グラバーさんの本の影響も在ってかロルフィングという言葉が、例えば「整体」や「カイロ」のように、ロルフ博士が造り出したワークという意味で、使われてきました。今も、一般の人にはこれ迄の様に『
rolf
さんのワーク』という意味で使われている様です。The
Rolf Institute
の名前自体知らない人がほとんどだったでしょうから、無理も無い話しです。
しかも、そのワークの中身は今の
The
Rolf Institute
で教えられている物とは、(あるロルファーのホームページによると、)かなりかけ離れたものでは無いかと思われます。そのページの主張する様にThe
Rolf
Instituteのカリキュラムが変わっているなら、どちらかと云うとカリキュラムが変わる以前のロルファーや
G.S.I.
で学んだ施術者のワークの方が、『ロルフィング』という言葉で表されて来たワークに近いと云えると思います。(勿論、そういった人たちにも、僕も含めて、本に出て来る様な痛いワークを良しとしない人が大勢居ます。)
古い世代のロルファーや
G.S.I.
の出身者の方が、グラバー先生やアンドルーワイル氏の本などに出て来る、『ロルフィング』と呼ばれているワークと近いワークをしていると言えるのです。
こういった本をお読みでロルフィングに興味を持たれた方は、G.S.I.の出身者のS.I.を、まずお試しになる事をお勧めします。(マーク・カフェル先生のやり方がどうしても望ましいと思われたらシン・インテグレーション。勿論、施術者による違いは学校による違いより大きい事もあり、狙い通りに行かない事も多いと思われます。)
もともと、前出の様に rolfing
というのはロルフ博士が彼女自身のワークに付けた名前
Structural
Integration
に付いたニックネームだったのですが、今では法律的には、各種ある
Structural
Integration の中で
Rolf
institute
というある一つの学校で教えられている、Structural
Integration
に与えられた名前にすぎないのです。
ロルフ博士が創始したワークを指すとき、皆さんもこれからは、博士に敬意を表する意味も込めて、彼女が付けた名前『Structural
Integration』または『S.I.』と呼ぶ様にお願いします。
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